「リースバック」についてのよくある疑問

リースバックで扱わない物件とは何か?

リースバックで扱わない物件とは何か? 競売を避けるためにリースバックを検討しても場合によっては扱わない物件もあるので、その特徴について事前に把握しておくことが大切です。
その一つに挙げられるものとして、建物自体に問題があるケースです。
リースバックを利用した場合には運営会社に物件を売却することになりますが、利用者は一定期間内のうちに将来的に買い戻すことも可能です。
利用者が買い戻さなければ、運営会社は第三者に販売する必要があります。
このようなことから資産価値が低い、買い手が期待できないようなものの場合には、運営会社では利用することができなくなります。
具体的には物件に瑕疵があったり既存不適格である、特殊物件であるなどが挙げられます。
このうち既存不適格とはどのようなものなのかと言うと、現行の建築基準などの違反をしているもの、また再建築できないようなものです。
建築物は法律により建築されますが、この法律は適時改正されていることから、以前はクリアしていたけれども、現行では違反しているというケースも見られます。
改築や建て替えで基準に適合できればよいですが、適合できなければ不動産としては売りにくくなります。

リースバックで周囲にバレる可能性について

リースバックで周囲にバレる可能性について リースバックでは周囲にバレる可能性はないのでしょうか。
あの家は借金の返済に行き詰まって自宅を売却せざるを得なくなったということが近所の人など周囲に知られるのは困るというのは、誰にでもあることです。
この可能性は、全くないとは言い切れません。
そもそもリースバックでは、売却した自宅に賃貸でそのまま住み続けることができるよう買い主と交渉することが必要になります。
普通、不動産を買った人はそこに自分たちが住むとかするはずで、そのまま賃貸で住むことを認めてもらえるのはかなり融通が利く相手に限られるでしょう。
例えば親戚などの親族が代表的です。
しかし、両者の関係が近い分だけ噂も広まる可能性が十分にあるという見方もできます。
一方で、これは基本的には市場での売買取引ですから、関係者以外に対して公的に情報が洩れるようなことは起こりません。
その意味では全く関係のない人に知られてしまう可能性は低いと言えます。